有栖川母の思い出日記

二人三脚の中学受験を乗り越えた、ご三家母達の世界は

御子息の行動を全て把握しようとする努力

東京はすっかり寒くなりました。
2月1日のその日まで3ヶ月。
中学受験を控えたお子様のいるご家庭はインフルエンザに要注意ですね。
塾通いのお子様に温かいコートや飲み物を用意したり、元気のつくお食事に心を配ったり落ち着かなくてはらはらドキドキの毎日をお過ごしでしょう。


でもでも
どんなことも、
後になってみたらキラキラした思い出になります。


中学受験は最後の親子の二人三脚と言われますけれど、まさに今こそお子様と一緒に走ることのできるかけがえの無い時かもしれません。


息子の入学式で一番印象的だった
校長先生のお言葉は
「お母様方
今日を限りに御子息の行動を全て把握しようとする努力はおやめください」
でした。


わたくしは
この言葉に救われたのです、ほっとしました。
もういいのね、と思いました。


だって、六年生の頃は、学校と塾の予定を確認し、授業の進捗と模試の結果を照らし合わせて息子に足りないと思われる単元を空いた時間に当て込むスケジュール表を作っていましたから。
その頃はそれくらいするのは当然と考えていたのです。


もっとも息子はその通り勉強するはずもなく、自分のペースで過ごしていましたけれど。


息子の手を離すことのお墨付きをいただけたと安堵のため息が出た日が懐かしく思い出されます。